第3回公演 企画制作チーム 座談会!
第3回公演 企画制作チーム 座談会!

第3回公演 企画制作チーム 座談会!

2023年4月15日に第3回公演「HYGGELIG PLADS(ヒュゲリ・プレス)」が開催されました。
今回のテーマは五感を使った「癒し」。
演奏会の企画制作から運営をされたN.YさんとR.Tさんにお話しを伺いました。

演奏会お疲れ様でした。まずは率直な感想をお聞かせください。

N.Y:演奏会楽しかったです~!

R.T:無事に演奏会が終わってよかったです。

今回の演奏会の特徴は?

N.Y:2つあります。1つ目は客席で楽しんでいただけるツールを取り入れたことですね。
2つ目はピアノで滿田俊彦さんやファブリックレコードでスタジオ・ポエティック・キュリオシティさんとのコラボさせていただいたことです。
演奏会をするにあたり、様々な方にご協力いただき感謝の気持ちでいっぱいです。

R.T:様々な方がコラボしに来てくださる演奏会は、珍しいことだと思います。
団員の広い人脈があるからこそ実現できたコラボでした。貴重で有難い体験をさせてもらいましたね。

企画のきっかけは?

N.Y:「癒し」というテーマが初めから決まっていたわけではありませんでした。
別の企画が複数あったのですが、本当にやりたい&実現できそうなことを議論して最終的にたどり着いた答えが「癒し」でした。

R.T:第2回公演「Project 2.0+ Bon Voyage!」が楽しかったので、次も何かやりたい!という思いから色々な案が出てきました。
その中で、次はクラシックをしようとなっていたのですが…。クラシックって聞いていると眠くなりませんか?(笑)
それを裏返して「どうぞ寝てください!」というコンセプトにしました。
気楽に来てもらえるコンサートにしたいという思いが強かったです。

演奏会では好評だったツールですが、どのようにして形になったのでしょうか?

N.Y:「癒し」をどのように感じてもらうかという議論になりました。
光って振動する何かを配る、アロマを炊く、座席をなくしてクッションを置きたい、ヒーリングプラネタリウムみたいにしたいなどなど。
切実に癒しを求めていましたね…。私たち疲れていました?

R.T:疲れていたかもしれません(笑)自分たちも癒されたいっていう気持ちで考えていましたね。

N.Y:色々な案の中からホールとの兼ね合いで実現できる事を検討していきました。
できる限り、提案された案を取り込んでいき、最終的には「五感」を楽しんでいただくツールを配布することになりました。

企画を運営していく中で大変だったことはありますか?

R.T:やはり新しい試みだったツール制作がすっごく大変でしたね。団員にもたくさん協力していただきました。

N.Y:「五感を取り入れること」と「ホールで出来ること」の兼ね合いが難しかったです。
その場で味覚を体感していただきたかったのですが、ホールでの飲食が難しく…。

R.T:香りをホール全体に行き渡らせて、アロマのようにしたかったのですが、これも難しく…。

N.Y:本番会場はすでに決まっていたので、その中でできることを可能な限り考えました。
味覚についてはご自宅で余韻を味わってもらうように。

R.T:嗅覚については、擦ると香りがする栞を用意しました。ツールのパッケージも実はこだわっていて。
栞が擦れると匂いが消えてしまうので、演奏が始まるまでは触れられないようなパッケージにしました。
触覚は「ファブリックレコード」で表現したのですが、これも準備が大変でしたよね。

N.Y:レコードに生地を張り付け、その音を鳴らす演出をスタジオ・ポエティック・キュリオシティさんにしていただきました。
実際鳴らしている生地がどのようなものなのか、皆さんにも触っていただけるようにお手元に用意しました。
準備する際に、一つ一つ切り貼りしたのですが、繊維の縦横や裏表を見極めるのが難しくって。

R.T:団員にも1日がかりで手伝ってもらい、わちゃわちゃしながら作ったのも今ではいい思い出です。

N.Y:作業的な大変さはありましたが、企画が段々形になっていくところは楽しかったです。
私もあの空間を客席で体験してみたかった…。

企画制作から運営まで通して感じたことを教えてください。

N.Y:一つの演奏会を作り上げるにあたり、様々な方にご協力いただきました。
制作面でも演奏面でも今のメンバーで作り上げる演奏会は最初で最後。
そう思って演奏していたので、アンコールの時には泣きそうになっていました。

R.T:「癒し」というテーマに沿って考えを共有し、構成が決まっていくのを見届けられたのは楽しかったですね。
ツールがよかった!というコメントをいただけたのは何より嬉しかったです。
また、演出に共感して入団してくれた方々がいるのは有難いですね。冥利に尽きます。

N.Y:演奏会の最後には、お客さんの拍手から温かい雰囲気を感じました。
ツールを通して、ホールの一体感ができあがったのではないかと思っています。
少しでも癒しをお届けできていたら本望です。

R.T:実際、寝ていらっしゃるお客さんを発見して、内心ガッツポーズ。思惑通りになりました(笑)

N.Y:長くクラシックを演奏されている方が見に来てくださったのですが、嬉しいコメントをいただきまして。
「形式に捕らわれるオーケストラが多い中で、毎回新しいことに挑戦していてすごい。若い人の力で音楽を広めていってほしい。」

R.T:団のコンセプトでもありますが、毎回違う思考で、取組みをしています。
次の企画も楽しみにしておいてください!

今後、企画をしていく方たちに何かアドバイスをお願いします。

N.Y:企画を制作するには自分たちが楽しみながら考える事が大切です。
いい思い出になります!

R.T:半年から1年ほどの長丁場で、大変なことも多々あります。
ですが、様々な方と交流しながらできるのはとても楽しいです。
是非色々な案を出して、挑戦してみてください。

最後に一言

N.Y:やりたいと思ったことは、どんどん口に出してください。
実現できるように、一緒に考えてくれる方が多くいる団体です。
自分たちで作り上げていく感覚が味わえると、もっと音楽を楽しめると思います。

R.T:新しいことをやりたい方が集まっています。
実現性の高い団体なので、一緒に色々な案を出していきましょう!
音楽に限らず、多趣味な方が多く、楽しい方々の集まりだと思います。
ゲーム大会や飲み会もやっているので興味のある方は参加してください~!

次シーズンの演奏会に向けて、新規団員募集を行っております。
見学も受け付けておりますので、下記リンクの募集パート/要項をご確認の上、
ご気軽にご参加ください。
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