
Orchestra Mµsicart(オーケストラ・ミュージカルト)は2018年に「音楽環境つくり」「新制作への挑戦」「アート文化の発展」の三つの理念を掲げて結成されました。
「音楽環境つくり——これまでも音楽を、これからも音楽を」
音楽人口について考える際、「部活動やサークル、習い事として音楽をやっていた人はたくさんいるはずなのに、音楽を続けている人はなぜ少ないのか」という疑問にぶつかります。時間が経ってから、再び音楽を始めることができる環境は残念ながら多くはありません。
本団体は、これまで音楽をやっていた人が、これからも音楽を続けられるように、そして、新しく音楽を始めたいという人が、音楽に関わることができるように、音楽環境作りに取り組みたいと思います。
そして、これまで音楽に関わる機会があまりなかった人に向けても扉を開き、音楽人口を増やしていきたいと考えています。
「新制作への挑戦——新しいコンサートに向けて」
現在、多くのコンサートは聴衆の一方的な享受の場となっており、ホールは舞台と客席が完全に分離された空間となっています。インタラクティブな作品が増えていく中、まるで時間が止まったように伝統芸能と化しつつあるコンサートの概念を変えたいと思います。
音楽を聴覚的にのみ捉えるだけにとどまらず、より全身で、自己意志をもって聴衆が参加し、没入できるコンサートの形態に取り組みたいと思います。
「アート文化の発展——日々の生活に音楽を」
クラシックが一部の愛好家が通うだけのコンサートになってしまうと、このままでは絶滅危惧種となるでしょう。そんな未来は近いかもしれません。日々のトレンドについて語るように、CMや映画で気になった音楽について共有する社会を目指し、日常にあふれているはずの音楽を少しでも身近に感じてもらえるように努力します。我々はプロではないのです。しかし、プロのコンサートの敷居が高いと感じる人にそこへの階段を作ることはできます。皆の音楽へのファーストステップを目指したいと思います。
これら三つの理念をもとに様々な企画、楽曲に取り組み、新しい音楽シーンを作り上げたいと思います。
Orchestra Mµsicart の活動
当団では、1年に1回のコンサートを目標に活動を行なっており、三つの理念に基づく、これまでになかったような企画を目指しております。2019年11月には、初公演となる「Orchestra Mµsicart 光と魔法のコンサート in 森のホール21」を開催し、多くの客様をお迎えすることができました。クラシック音楽と映像・照明演出が融合した本企画は、まさに当団だからこそできる企画であると考えております。
これからも、一人でも多くのお客様に楽しんでいただけるような、新しい企画を生み出していきたいと考えております。
過去のコンサートの様子はこちら↓
活動拠点
当団は東京都内を中心に活動しており、主な練習場所は、練馬文化センター及び杉並公会堂です。どちらの練習会場も最寄りの駅にJRや私鉄等2路線以上通っており、新宿/池袋といったターミナル駅からも10〜20分という好立地にあります。練習会場の状況によって変化しますが、遠方からの参加者もいるため、交通アクセスの良い会場を選択しております。